【要約】科学がつきとめた「運のいい人」

資格・本

こんにちは、

今回は、中野信子先生の書かれた、

科学がつきとめた「運のいい人」

という本の要点を箇条書きにしていきます。

この記事を、

運を良くしたい

運の良い人の習慣を知りたい

この本が気になっている

そんな方に読んでいただけたら幸いです。

運のいい人は世界の中心に自分をすえる

運のいい人になるために自分を変える努力はしなくて良い。少し視点を変えて、「今の自分を最大限に生かす」ことを考える。いまの自分を変えるのではなく、いまの自分のありとあらゆるものを生かす。

割れ窓理論」を意識して、自分を大切に扱う。人から大切に扱われ、周囲と良好な人間関係を築くためには、まずは自分で自分を大切にする必要がある。自分の「好み」を大事にすることが、自分を大切にすることにつながる。

運のいい人は必ず自分なりの「しあわせのものさし」(どういう状態が自分が心地よいか)をもっている

➡︎その幸せの状態を作り出す努力をする➡︎自分を好きになる➡︎人に好かれる

「まじめな人」はまわりの価値観にしばられてい、自分を見失っている。自分で自分を殺してしまっていると同時に、他人からも殺されている。まじめさを盾にして、自分を殺していないか、他人に殺されていないか、自分の本当にやりたいことを忘れていないか、ときどき自問自答してみることが大切。

何かを選択して行動するとき、正しいかどうかで判断するよりも、おもしろさで判断した方がやる気が出る。

何か失敗しても、反省はするけれど、落ち込みすぎないように、自分で自分を嫌いにならないために、どこまでも心の広い自分をもっておく。そして心の中で「そんな〇〇でもやっぱり好きだよ」といってあげることが大切。

運がいい人は「自分は運がいい」と決め込む

運をよくするコツは、自分は運がいいと思い込むこと。運がいいと思っている人には努力の余地が生まれるが、そうでない人にはその余地は生まれない。たとえ、同じ事象に遭遇しても、運のいい人は、その事象に対するとらえ方、対処方法も違う。それが積み重なると、おのずと結果も大きく変わってくる。

何かに挑戦するときには、プラスの自己イメージをもつ。根拠のない自信さえあればいい。プラスの自己イメージをもっていると、新しい課題や挑戦に成功しやすくなる。

自分は運がいいと思う練習をするときは、声に出して「運がいい」と言ったり、「運がいい!」「ツイてる!」と書いた紙を目につく場所に貼っておくことで、脳に定着する。

運のいい人のそばにいると、その行動パターンが似てきて、「運を呼び込む」ことができる。運のいい人とできるだけ一緒にいるようにして、その行動をよく観察する。

人間の脳はリスクのあるほうを好むため、どちらを選択するか悩んだ時は、あえてリスクのあるほうを選んでみる。そのほうが夢中になれるし、結果も良いものになる確率が上がる。

運のいい人は他人と「共に生きること」をめざす

現生人類が生き残った要因として、お互いを思いやり、協力して生き延びようとする社会性をもったことがあげられる。

他者への思いやりをもちつつ、勝ちつづけるコツは、勝ちすぎないこと。自分もまわりも生き残れる道、共存できる道を探ることで、結果的に長く生き延びることができる。

先手を打って勝とうとするのではなく、相手の一歩後をいくような、社会性のある品のいい戦い方をすることで、お互いの利益になる。粗野な振る舞いよりも、品のある行動のほうが人の心を動かす。

脳はだれかを蹴落とすことより、共生をめざすことのほうがパフォーマンスが高まるため、ライバルの成長や幸せを祈る。

利他行動をすることで、自分が良い評価を受け、さらに相手が喜んでくれたときには、脳は何重もの喜びを感じることができる。配慮範囲の広い利他的な思考をもつ人は、良い人間関係を持続できるため、自分の周囲に盤石なネットワークをくさつくることができ、それが運のよさにつながる。

他人を素直に褒められる人は、その相手に社会的な報酬を与えているため、好かれる。心の中で良いと思ったことは、素直に口に出して伝える。直接言葉で伝えることが重要。

褒め方のポイント3つ

1.正しくほめること

2.表面的な軽い褒め方はしないこと

3.欠点には寛容になってほめること

だれかを助けたときにこそ、「ありがとう」という気持ちをもつ。助けた相手からのお礼は快く受け取る。そうすることで、相手の気持ちを軽くしてあげるのも、とても大切なこと。

運のいい人は目標や夢を「自分なりのしあわせのものさし」で決める

幸運の矢をとらえる準備の中で最も重要なことは、明確な目的をもち、常に忘れないこと。

自分なりの「しあわせのものさし」で測った目的や目標がないと、せっかくのチャンスや努力が無駄になってしまう。他人や一般的な価値観に影響を受けて、「不運」な状態を招いてしまう。幸運の矢をキャッチするにはまず、生きる目的や目標、夢を確認する。

運がいい人は、自分が「これぞ」と思っているゲームからはけっしておりない。ゲームをおりないコツは、「ゲームは常にランダムウォークモデルのように進む」と考えること。負けているときには最小限の損失になるように努力し、次のチャンスにそなえる。運を手に入れられるかどうかは、その人がもっている運のよしあしではなく、「ゲームをおりるか、おりないか」の差にすぎない。

自分にマイナスの出来事が起きたときも、決して自暴自棄にならないこと。とことん打ちのめされたとしても、何もかも投げ出したりはせず、マイナスを一旦引き受ける。そして「では、どうするか」と切り替える。このマイナスの出来事をどう生かすかと考えることができる人が、運のいい人といえる。

夢を叶える人は、夢や目標が叶った状態を、いつも思い描いている。夢や目標を明確化する際は、手段と目的を混同しないように注意する。それができたら、忘れないように紙に書いておく。脳が実現後をイメージするとドーパミンが出てやる気が上がり、行動を促す。

まとめ

この本の内容をまとめると、運というものは一見科学的なものではないように見えて、運のいい人には共通する習慣があることが紹介されています。

運のいい人の、考え方、行動、習慣を取り入れることで、誰でも運を良くしていける、という内容になっていました。

興味を持たれた方は、ぜひ読んでいただけたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。


科学がつきとめた「運のいい人」 (サンマーク文庫) [ 中野信子 ]
SHINYA

埼玉県本庄市出身。94年生まれ。
大学4年時、教員と大企業で悩んだ末に、安定を求めて某大企業に就職。
コロナ禍をきっかけに資格勉強をスタート。
2年間で10以上の資格を取得。主な資格は、宅地建物取引士、日商簿記二級、FP二級。TOEICを345点→800点に伸ばす。
新たな挑戦のため約7年勤めた会社を退職。
現在はワーホリを利用してニュージーランドに在住。
趣味は散歩と読書。好きなことは食べること。特技は剣道(五段)。

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