ニュージーランドのワーホリで仕事を見つける方法|応募から採用までの体験談

ワーホリ

こんにちは。しんやです。

わたしは現在ワーキングホリデーを利用して、ニュージーランドのクライストチャーチで生活しています。

ワーホリに行くにあたり、わたしの大きな心配事は、仕事住まいでした。

今回は、わたしのニュージーランド到着から最初の仕事を見つけるまでの

実際の体験をお話しします。

この記事では、

ニュージーランドの仕事探しの現状 ※2024年6月時点

仕事の見つけ方

面接で聞かれたこと

について書いていきます。

ワーホリで仕事の探し方を知りたい

出稼ぎワーホリって実際のところどうなの?

ワーホリに行って仕事が見つかるかどうか心配

そんな方に向けた内容となっています。

仕事探し準備編

必要なもの

仕事探しで必要になるものは以下の4つ。

IRDナンバー ②現地の銀行口座 ③電話番号 ④CV(レジュメ)

Trade Meやseekなどで仕事を探す場合は、さらにカバーレターを求められることもあります。

これらがないと本格的に仕事を探すことができません。

わたしは三連休の前日に到着したため、

最初の3日は銀行口座もIRDナンバーも手に入れられませんでした。

すぐに仕事がしたかったので、かなり歯がゆい気持ちでした。

すぐに仕事を始めたい方は、平日に到着することをお勧めします。

IRDナンバー

ニュージーランドのマイナンバーのようなものです。

インターネットから簡単に申請できます。

申請方法はYouTubeにもアップされているので、それを見ながらやれば問題ないです。

わたしは休日に申請したため、発行に3日かかりました。

はやい人だと申請して、即日発行されたとのことです。

ニュージーランドの銀行口座

わたしはANZで開設しました。

日本にいる間にオンラインで開設手続きをしておくと、

現地に到着してから一度ANZの支店に行くだけで、

口座のアクティベートとデビットカードの発行をしてもらえます。

こちらのブログでANZの口座開設について詳しく説明してくれています。

【保存版】ニュージーランドのANZ銀行の口座開設する方法【全工程を公開】
ニュージーランドのANZ銀行の口座開設する方法を解説します。 ①口座開設の大まかな流れ ・ANZ銀行のHPから口座開設の申請(日本でも可) ・メールで送られるKYC質問フォームに回答(一回で完了) ・メールで口座番号と来店予約日時、本人確認...

WISEの口座を給料の振込先に指定できない場合もあるので、口座開設は到着後すぐにすることをお勧めします。わたしのいまの仕事でも、WISEの口座を振込先にできませんでした。

ニュージーランドの電話番号

電話番号は、現地についてからSIMカードを購入すれば入手できます。

空港でも、街中の携帯ショップでも購入できます。

わたしは当初、OneNZで2ヶ月で10ギガの、トラベラーズSIM($49)を購入しました。

その後、滞在先のフラットにWiFiがあるため、格安SIMのkogan mobileに乗り換えました。

CV(履歴書)

CVは調べればいろいろなフォーマットが見つかるので、

自分に合ったものを選ぶといいと思います。

わたしはCanvaのものを利用しました。

到着後すぐに仕事探しを始めようと考えている方は、

日本にいるうちにある程度完成させておくといいと思います。

CVの印刷は、図書館で1枚20セントでできました。

わたしのCVはこんな感じです。

カバーレター

オンラインでアプライする場合、カバーレターを求められることが多かったです。

こちらも探せばたくさんのフォーマットが出てきます。

カバーレターは会社ごとに書き直すのがとてもめんどうでした。

わたしは楽をするため、ChatGPTを使っていました(笑)

これで必要なものが揃いました。

ここからが本格的に仕事探しのスタートです。

仕事の探し方

CVを配り歩く

これが一番オーソドックスな方法な気がします。

わたしの周りのワーホリの人たちも、そうやって仕事を見つけていました。

(ファームジョブを探す場合はまた違うのかもしれませんが、、、)

わたしがCVを実際に配り歩いたときの流れは、

まずCVを入れたファイルを持ってお店に入ります。(そっちの方が仕事探しでCVを配っているとわかってもらいやすい気がしました。)

そして店員さんに

I’m looking for a job. Are you hiring now? と聞きます。

そこでNoなら、Thank youと言ってすぐに店を後にします。

マネージャー不在の場合は、「渡しておくよ」と言って受け取ってくれたり、

運がいいとその場でマネージャーが面接してくれたりもします。

わたしはその場で面接をしてもらったことが1回、

店員さんに渡してその日のうちにマネージャーから電話が来て面接になったことが2回ありました。

わたしのいまの仕事はCVを配ってから2週間後に連絡が来たので、すぐに結果が出なくても諦めずにアプライを続けることが大切です。

とはいえ何軒も断られたり、たくさん配っても仕事が決まらない日が続くと、挫けそうになります。

仕事探しは忍耐と継続が必要だと思いました。

わたしは途中からCVだけ配ってもあまり印象に残らないと思ったので、日本から持ってきた折り紙で鶴を折って、CVを受けとってくれた店員さんに「時間をくれてありがとう」と言って渡していました。

そうすると多くの人は笑ってくれるので、自分もなんだか嬉しい気持ちになりました。

お店によってはいま求人はしていないけど、ほかに求人のありそうなお店を教えてくれる親切な人もいました。

オンライン

オンラインサイトで仕事探しをすることもできます。

日本語の求人だと、NZ大好きNZワークスが有名です。

こちらのサイトのでアプライしたときは、返信はすべて返ってきました。

面接も1件してもらいました。

現地のサービスだと、Trade Me、seek、Facebookなどがあります。

Trade Me・seekでアプライする際は、カバーレターを求められることが多いです。

わたしはTrade Me・seekで10件以上アプライしましたが、返信が来ないことも多く、数日後に返信が来ても、お祈りメールという感じでした。面接まで進んだところはありませんでした。

人からの紹介

これはクライストチャーチで出会ったわたしの剣道の知人に、わたしが仕事を探していると話すと、

知り合いの会社を紹介すると言ってくれました。

実際に紹介はしてもらいませんでしたが、人の紹介で仕事が決まることも実際にあるとのことです。

仕事をみつけるまで

ニュージーランドの仕事探し情勢 2024年6月時点

現地に着いて知ったのですが、冬の時期はファームジョブ・飲食店など含めて、求人が少ないです

特に今年はコロナが明けてワーホリが多くきていることもあり、例年にない就職氷河期で、ニュージーランド人でさえ仕事が見つからないと聞きました。

もう少し調べて時期を選んて来ればよかったと思いました。

夏の時期はファームも含め、求人が増えるようです。

仕事探し

それではここからはわたしの実際の仕事探しの紆余曲折をお話しします。

仕事が決まって働き始めるまで、なんだかんだ到着してから1ヶ月近くかかりました

無事にIRDナンバーも銀行口座も揃ってCVを配り始めたのは、到着して1週間ほどしてからのこと。

CV配りは最初は恥ずかしさもありましたが、何軒も回るうちに慣れてきました。

とはいえ毎回お店に入る時は、少なからず恥ずかしさと緊張はありました。

しかし、ニュージーランドではCVを配るのは普通のことらしく、お店の人も慣れた様子で対応してくれることも多かったです。

わたしは早く働き始めたかったので、比較的採用されやすいというジャパニーズレストランを中心に、CVを配っていました。

しかし、ジャパニーズレストランでさえCVを受け取ってもらえなかったり、連絡が来ないところがほとんどでした。

ワーホリの求職者が多く来て店員さんも疲れているのか、そっけない対応をされることもありました。

むしろ現地のスーパーやカフェなどにCVを配ったときの方が、優しく対応されることが多かったように思います。

そんな中でも、CVを配ったその場で面接をしてくれたり、その日のうちに連絡をくれるお店もありました。

しかし、キッチンを探しているとのことだったり、パートタイムの人を探しているとのことで仕事が決まるには至りませんでした。

大学時代にスシローのバイト以外に飲食店の経験がないわたしは、キッチンでの採用は厳しいようでした。

面接をしてもらって思ったことは、こちらではまず経験を見ます。

どんな仕事をしてきて何ができるのか、ということを重視しているようでした。

即戦力が求められているように感じます。

一件の連絡が

CV配りと並行して、NZ大好きの仕事にも2件応募していました。

そのうちの1つから面接をしたいと連絡が来ました。

条件が良かったのでここに決めてしまいたいという気持ちがありました。

このままCVを配り歩いて、面接の日までに仕事が決まったらややこしいことになると思ったので、

そこからCV配りはいったんやめて、面接に集中することにしました。

日本の企業だったので、日本風の面接を想定して、志望動機を考えて企業研究をして面接に臨みました。

ところが実際に面接してみると、淡々と仕事の内容を説明されるだけで、

「こういう仕事内容だけど問題ないか」、と確認されるだけでした。

この時、

もうほぼわたしで採用を確定していて最終確認のために面接に呼ばれたのだ、

と思いました。

実際、求人の情報にも書類選考を通過した方にのみ連絡をします、と書かれていました。

面接終わりに、1週間以内に結果を連絡します、といわれました。

そして1週間後、まさかの御祈りメールが届きました。

仕事が決まったものと思っていたわたしは、本気で焦りました。

面接が決まってから、かれこれ2週間近く仕事探しをしていなかったため、いきなり振り出しに戻った感覚でした。

しかしこればかりは自分の判断ミスです。そこから怒涛のCV配りと、オンラインサイトでのアプライを再開しました。

仕事、決まる

CVを毎日配り歩く日々。

CVがなくなっては、新しいCVを印刷しに図書館に行きました。

もう何枚配ったのか、何件まわったのか、何件に断られたのか、わからなくなってきました。

家の近くにあるカフェやレストランはすべて行きました。

オンラインでは、倉庫や清掃の仕事にアプライをしていました。

そんな日が何日も続くと、

本当に仕事は見つかるのか、このまま見つからなかったら帰国しようか、何しにNZに来たのだろう、

そんな暗い考えが頭を何度もよぎりました。

そんな考えを振り払うため、手当たり次第のお店にCVを配りました。

そんな中1軒のお店が、CVを配ってすぐに連絡をくれ、面接をしてくれました。

鉄板焼きの店でキッチンで人を探しているとのこと。

キッチン未経験だけど学びたい、と伝えると

トレーニングをするから大丈夫だよ、

と言って採用してくれました。

はじめて採用をもらえたときは、一気に救われたような思いになりました。

あの御祈りメールが届いてから本格的に仕事探しを再スタートして、5日ほど経っていました。

しかし仕事は7月からとのこと、仕事が始まるまで10日ほどあります。

仕事が決まった翌日、2週間以上前にCVを配ったお寿司屋さんからも求人しているとの連絡が来ました。

そちらの方が勤務時間や家からの距離などの条件が良かったので、そこの面接も受けることにしました。

翌日に面接をして、その2日後にトライアルを受けてお寿司屋さんでも採用をもらいました。

お寿司屋さんの方が鉄板焼きのお店より早く働き始められるとのことだったので、

お寿司屋さんに決めました。

鉄板焼き屋さんのマネージャーに正直に事情を説明すると、

あなたにとって1番の選択をするべきだ

と言ってくれました。

本当にNZの人は優しいです。

こうして仕事が決まりました。

仕事が決まるまでに約1ヶ月、CVとオンライン含めて40件以上にアプライしました。

何度も挫けそうになりましたが、あきらめずにチャレンジしてよかったです。

面接で感じたこと

面接では必ず聞かれたことは以下の2つ

・車を持っているか(遅刻しないで安定的に通勤できるかを知りたいのだと思います)

・英語は話せるか(TOEFLなどわかりやすい資格を持ってると強い)

CVではこれまでの経験をまず最初に見られました。即戦力が求められているように感じました。

実際、あるレストランの面接に行った際に、わたしの電車の運転士の経験を面接した人が見て、

ドライバーの仕事を探した方がいいとアドバイスされました。

まとめ

ニュージーランドでのワーキングホリデーで仕事を見つけるには、準備と忍耐力が必要です。

わたしの場合、現地に到着してから40件以上アプライして、仕事が決まるまでに約1ヶ月かかりました。

くじけそうになる時もありましたが、その間の努力が最終的に実を結びました。

仕事が見つかるまでの過程は簡単ではありませんが、諦めずに挑戦し続けることが大切だと思います。

この記事がワーホリを考えている方の参考になれば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。

SHINYA

埼玉県本庄市出身。94年生まれ。
大学4年時、教員と大企業で悩んだ末に、安定を求めて某大企業に就職。
コロナ禍をきっかけに資格勉強をスタート。
2年間で10以上の資格を取得。主な資格は、宅地建物取引士、日商簿記二級、FP二級。TOEICを345点→800点に伸ばす。
新たな挑戦のため約7年勤めた会社を退職。
現在はワーホリを利用してニュージーランドに在住。
趣味は散歩と読書。好きなことは食べること。特技は剣道(五段)。

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